食事のメニューを決める時、冷蔵庫の中身と相談すると言う人がいますよね。でも「今日は外食したい」「時間をかけてローストビーフを作りたい」「帰るのが遅くなるから、簡単に鍋にしよう」など気分やその日の予定で食べ物が変わる時もあります。そんな「今日食べたい」という気持ちをサポートする際、ぴったりなのが鮮度保持機能を備えた冷蔵庫です。アクアの新製品TXシリーズは、チルド室、野菜室、冷凍室のすべてで、最高クラスの食品の鮮度保持機能を備えました。冷蔵庫の多くの食材の鮮度ピークが高いと、残りものでレシピを決めるというネガティブな決め方から、食べたいレシピをポジティブに決めやすくなりますよ。アクアの商品本部 冷蔵庫企画グループディレクター山本陽護さんに話を聞きました。
アクアの新しいフラグシップ。TXシリーズ
10日保存しても葉野菜が「クタッ!」とならない野菜室
──新製品のTXシリーズは、食品の鮮度保持機能を充実させたそうですね。取材前に、同冷蔵庫で10日間保存した食材を使ったサラダを試食しましたが、野菜の鮮度に驚きました。
山本 レタスのパリッとした食感や、トマトの硬さなど、サラダにすると新鮮さが伝わると思い、用意しました。
野菜室の保存スペースは上段のバスケット、下段手前の野菜ケース、下段奥の「うるおいエリア」の3つに分かれており、サラダに使った野菜はうるおいエリアで保存したものです。
──「うるおいエリア」でなぜ新鮮さがキープできるのでしょう?
山本 野菜を乾燥させないため、高湿度、低温、恒温にこだわったエリアだからです。人間でも、エアコンの冷えた空気にずっと当たっていると疲れることがありますよね。それと同じで、食材も最適な温度・湿度でストレスを与えないことが鮮度保持のポイントです。弊社では、温度のアップダウンを抑え、快適な温度をキープして保存する「恒温」に注目して開発しました。具体的には、直接冷気を当てない半密閉構造を採用し、専用の送風口からアルミプレートに冷気をあてて発生させた輻射冷却で「低温・高湿度・恒温」環境を実現します。
山本 野菜室の温度が高いと、野菜がしおれてしまうんですよ。そのため、当社ではそれよりも野菜室の温度を低くしたかったんです。単純に温度を低くするには冷気を送ればいいのですが、そうすると風が食材に当たってしまい乾燥してしまいます。風を当てないように、野菜室の周りに送風して間接的に冷やしてみると、今度は低温になりません。そこで考えたのが、アルミプレートを使った輻射冷却と、野菜室専用の送風口で冷たい空気を送ることです。埼玉県熊谷のR&Dセンターで試行錯誤して今の形になりました。一般的な冷蔵庫の野菜室は5℃~7℃ですが、当社の場合は約4℃と、低温環境を実現できました。
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チルド室にもアルミプレート! ひき肉を10日間保存してもフレッシュ
──輻射冷却を使った技術はチルド室でも採用されています。
山本 はい。チルド室には上下にアルミパネルとアルミトレイをセットし、輻射冷却で食材を冷やします。チルド室内を低温で、温度変化を抑え「恒温化」して鮮度を保ちます。特に顕著なのがひき肉の保存です。ひき肉を使ったレシピってものすごい数がありますよね。特売などで買ってストックされているご家庭も多いと思いますが、塊肉などに比べると長持ちしない食材なんです。そうなると、冷凍保存することになります。ところが、ひき肉の解凍は、これまた難しいんですよ。本当はクイックに使える食材のはずなのに、現状では使いにくい。そういう使いにくさのストレスを減らしたいと思っています。
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もう、”霜に埋もれたお肉”とさよならできそう
──冷凍室に搭載されている「おいシールド冷凍」は、御社の人気機能です。改めて保存した食材の比較をすると、霜つきが抑えられていることに驚きますね。
山本 「おいシールド冷凍」も、冷凍室の温度変化を抑えた「恒温」を実現した機能です。冷凍室の霜は、食材から出た水分やうまみが凍ったもの。霜付きを抑えることで、うまみ、そして食感を長持ちさせることが狙いです。
──「おいシールド冷凍」で保存し、取材前に解凍したホタテを試食しました。冷凍したホタテを解凍して食べると、食感などがかわっているため加熱調理して食べることが多いのですが、今回試食したホタテは解凍してそのまま食べてもプリプリの食感でした。
山本 霜付きを抑えることで、歯ごたえがのこりやすくなります。「おいシールド冷凍」の仕組みを簡単に説明すると、一般的に冷蔵庫には冷却器という冷気を作る機械が入っているのですが、ずっと冷気を作っていると、冷却器自体に霜がついてしまいます。そこで、定期的にヒーターの熱で霜を取る「霜取り運転」をしています。当社では、この「霜取り運転」時の暖気が冷凍室内に流入しないように、冷気の出入り口に物理的にシールドをして温度上昇を抑えています。
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明るく見やすい背面LED
──御社の冷蔵庫は、デザインにもこだわっている印象があります。今回の冷蔵庫は、冷蔵室内の天井と背面が全面LEDで明るくなりましたね。グレーの内容もシックです。
山本 冷蔵庫は生活感を感じさせない、デザイン性が重視されるアイテムになってきたと感じています。リビングダイニングが増えてきて、リビングとキッチンが近くなってきたことで、冷蔵庫が人の目にも付きやすくなり、人にみられても恥ずかしくないデザインが求められています。
リビングなど空間に溶け込むデザインを意識し、引き出しなど手をかける部分は柔らかい曲線を描きました。扉部分にはLEDステータスバーを備えて、デザインのアクセントにしています。
最近の高級車のデザインをみていると、光をふんだんに使ったものが増えていますよね。それを冷蔵庫でも再現してみようかと思いました。挑戦的なデザインですが、光と外観の美しさに力を入れています。
内装の全面LEDは、やはり扉を開けた時の感動を味わっていただきたくて採用しました。明るいことで、食品も、みやすくなります。内装のグレーにもプラスチック感を感じさせない色を採用しました。実は、グレーの塗料を練り込んだ素材を冷蔵庫の箱形に成形すると、傷がつきやすく技術力がいるのですが、そこは、グローバル展開しているハイアールグループの研究や技術力をいかせました。
──御社製品は、性能の割に、オトクな価格帯になっているのも、グローバル展開しているからなんでしょうか。
山本 そうですね。グローバル展開していることで、部材の調達コストを抑えられるため、製品の価格帯を抑えられています。一方、国内に研究機関やサポートセンターを設置しています。日本のライフスタイルにあった機能を開発するだけでなく、特に日本は省エネ基準が厳しいので、日本市場を熟知した日本人のエンジニアが設計しています。
「ドアポケットは大きいので、一升瓶も入りますよ」と話す山本さん
細部までこだわった高級感のあるデザイン
鮮度保持機能でレシピの自由度上がる
──今回の冷蔵庫は、鮮度保持機能に力をいれた製品だとよく分かりました。食品が長持ちすることで、フードロスの低減にも貢献しそうです。
山本 冷蔵庫をただの食品庫ではなく、ポジティブに使って欲しいと思っています。食材が長持ちすることで、作るメニューの選択肢が増えます。例えば、今までなら、葉野菜は長持ちしないため、何日かたつとサラダではなくスープに入れたり、下ゆでして冷凍するといったこともあったのではないでしょうか。 でもTXシリーズなら、生で野菜を食べられますし、小分けしなくても冷凍庫やチルド室にいれておけば、美味しく保存できます。食品の鮮度のピークが長いと「残った食材でレシピを決めなくては」というネガティブな決め方から、「食べたいものを作る」「頑張らなくても美味しく食べる」といった、ポジティブなレシピの決め方に変わるのではないでしょうか。調理のパートナーとして家事をする人をサポートしたいですね。
Photo:下城英悟
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