ドクターエアの「エクサガン ホット&クール」は、温める、冷やす、振動の3つの機能が搭載されたハンディタイプのボディケアツール。一般的なガン型ケアツールと同様に、筋肉に振動を与えることで肩こりや腰痛のケアができるのはもちろん、12℃〜20℃、36℃〜42℃に対応する温冷機能により筋肉を冷やしたり温めたりできる使い方の幅の広さが特徴だ。今回は、フィットネススタジオ「b{stoic(ビーストイック)」の代表トレーナーを務める鈴木孝佳さんに「エクサガン ホット&クール」を試していただき、トレーナー目線で効果的な使用方法を提案してもらった。
仕事のパフォーマンスを上げる身体づくり
フィットネススタジオ「b{stoic(ビーストイック)」では、脳科学や運動科学、解剖学、生理学、栄養学に基づいた多角的なアプローチを得意とする。日々アスリートやビジネスパーソンの身体機能改善の提案を行っている鈴木さんだが、まずは筋肉の緊張に注目してほしいという。
「パソコンやスマホをじっと見ていると、交感神経が活性化されて筋肉が緊張します。現代人のライフスタイルは、どうしても筋肉が緊張しがちです。しかも筋肉が緊張したまま動かすと、痛みの原因にもなるんですよ。そうなると痛みがまた緊張を引き起してしまい、悪循環になります。そのため、身体を動かすときは筋肉の緊張をコントロールし、ケアすることが大切です。『エクサガン ホット&クール』を使えば、どこでも手軽に温められて筋肉の緊張をケアできるのがいいですね」
続けられる身体ケアは「気持ちよさ」が大切
「エクサガン ホット&クール」の振動レベルは、毎分約1000~3200回の10段階で調節可能。また本製品の最大の特徴である温冷機能では、ヒーター温度は36℃・39℃・42℃、クーリング温度は12℃・16℃・20℃の各3段階で調節できる。
「トレーニングの前は余計な緊張を取り除くことがポイント。気持ち良いときって、リラックスして緊張がほぐれますよね。身体のケアでは、自分が気持ちいいと思えるマッサージかどうかが大切なポイントになります。『エクサガン ホット&クール』は温度も振動もアタッチメントも細かく設定ができるので、自分好みのボディケアができるところが魅力です」
実はビーストイックの利用者の中でも、ハンディタイプのボディケアツールは日常生活の合間に使える手軽さや、専門的な知識がなくても対象の部位にアプローチできる便利さから人気なのだとか。「エクサガン ホット&クール」は使いやすさにこだわり、操作はシンプル。温度はボタン、振動レベルはダイヤルで調節する。温冷や振動のレベルを表示するインジケーターを備え、直感的に操作できる。
「こういうツールは面倒な部分があると使わなくなってしまうんですよ。『エクサガン ホット&クール』は軽くて準備が簡単で、どんな姿勢でも使えます。しかも操作も直感的なので、使う人を選びません。ダイヤルの位置や本体の大きさなど、よく考えられていると思います」
筋肉の緊張をほぐしたいときには、ゆっくりとした振動を与えると良いそうだ。一方、ジョギングや球技など身体を素早く動かす前の準備として使うには、速めの振動が効果的なのだとか。
「緊張性振動反射というのですが、瞬発力が必要な運動には筋肉の適度な緊張が欠かせません。そのため、運動前に70~100Hzくらいの振動刺激を使い、筋肉に適度な緊張を与えるアスリートもいます。筋肉や関節の可動域を広げるためには、振動や温熱が効果的に使うのがオススメです。運動の前に関節の部分や腱の部分を意識して、温めたり、振動を与えることで筋肉や関節がほぐれてぐっと動きやすくなりますよ」
アタッチメントは、「温冷アタッチメント」「コの字形アタッチメント」「円錐形アタッチメント」「緩衝形アタッチメント」「球形アタッチメント」の5種類が付属。刺激する部位や目的に合わせて付け替えることで、より効果的に筋肉のケアが行える。
温冷モードに対応する「温冷アタッチメント」は、ふくらはぎや太もも、二の腕など身体の広範囲に使用可能。腕や脚などをはさんで流すように動かすときは「コの字形アタッチメント」がオススメ。脚の裏などをピンポイントにケアするときは「円錐形アタッチメント」がぴったり。「緩衝形アタッチメント」は、肩や背中、太ももなどにソフトな刺激を与える。肩や腰、ふくらはぎなど全身にマルチに使えるのは「球形アタッチメント」だ。
リラックスタイムに身体を温める
トレーニング以外でも、パソコン作業などで同じ姿勢が続いた肩や首まわりなどを温めたり、脇の下や鎖骨など太い血管があるポイントを温めたりすると、血行にアプローチできて身体をケアできる。「エクサガン ホット&クール」は、最高温度までの到達時間が約60秒とすぐに温まるので、いつもの休憩時間にストレスなく取り入れられそうだ。
「さきほどからずっと筋肉を温めることを推奨していますが、温度は40℃以上が良いです。本機は42℃まで設定できるので、適しています。トレーニング前の準備運動の際に30秒から3分程度じっくり温めてみてください。足底部(足の裏)を温めると、バランス機能が向上しますよ」
またクーリング機能は、これから夏にかけてオススメの機能のひとつ。運動後に熱くなった筋肉を冷やせば、ひんやりとして心地良いひとときを味わえそうだ。
さらに「エクサガン ホット&クール」は、振動させずに温冷機能だけでも稼働させられる。顔や首、お腹などの繊細な部位には、単機能の使用がオススメだ。
「自宅で使うときは、よく首やお腹を温めています。気持ちがよいだけでなく、お腹を温めると脳の島皮質が活性化されると言われています。また、内臓を温めることで腸の蠕動運動(腸の内容物を移動させる働き)の刺激や自律神経の調節も期待できます」
脳の島皮質は、筋肉や内臓をモニタリングしている部分。ウェルビーング(心身の健康)の観点からも注目されているのだという。
コンパクトで軽量。デスク上にも置きたくなるデザインが嬉しい
このほか、鈴木さんは本機の軽さとポータビリティも高く評価する。
「以前使っていたガン型ケアツールは、本体が大きく、重さもあるため、長時間の使用には向きませんでした。『エクサガン ホット&クール』は本体の重さが約500gと軽量なので、女性でも扱いやすいと思います。スタンドを使えば立てて置けるので、デスクの上に置いて仕事の合間に使ってほしいです」
カラー展開は、ブラックとレッドの2色。また、充電スタンドにType-C USBコードを接続しておけば本体を置くだけで充電可能。思い立った時にすぐに使えるから身体のメンテナンスのハードルをぐっと下げてくれるし、スタイリッシュなデザインだからデスクや部屋に置いていてもインテリアに馴染むはずだ。
ずっと筋肉に注目してきたが、鈴木さんは筋膜ケアにもオススメしたいと話す。筋肉を包む「筋膜」は、筋肉や骨、内臓などとつながっている部分。フィットネス業界で注目されている部位だ。
「筋膜は内臓や神経とつながっているため、睡眠や消化にも影響します。健康をトータル的に考えて筋膜のケアに関心を寄せる方は多いです。マッサージやストレッチはコツが必要ですが、『エクサガン ホット&クール』は何も考えずに身体にあてるだけで。振動が筋膜に伝わって誰でも簡単にケアできます」
運動習慣がある人はもちろん、とくに最近はリモートワークの影響で、慢性的なコリに悩む人も多いだろう。普段運動していない人も簡単に使える「エクサガン ホット&クール」は、身体のメンテナンスの入り口としておすすめだ。
「ウェルビーイング(心身の健康)の習慣化のために、本製品のような道具を上手に使い、日常生活の中で自分の健康を整える時代になってきたとも言えますね」
エクサガン ホット&クール
REG-03
希望小売価格:2万2000円(税込)
寸法:約幅90mm×高さ172mm×奥行き45mm (本体のみ)
質量:約500g(本体のみ)、約630g(温冷アタッチメント取付時)
振動回数:約1000~3200回/分、約1,000~2,500回/分(温冷アタッチメント取付時)
充電時間:約6時間
電池持続時間:最長約14時間 (ヒーターオン(レベル1)のみ動作時)、最短約1時間(振動レベル10+クーリングオン(レベル3)動作時)