写真とはなんだろう？
写真、画像、静止画、光画、スチール、ピクチャー、フォトグラフ。こんなにもたくさんの同義語があるにもかかわらず、おそらく現代で最も広く使われているのは、“真を写す”と書く「写真」だろう。
本連載では、あらゆる撮り手に「色」のみを指定し、撮り手の視点やその奥深くに迫っていく。
記念すべき第1回は、2年前から東京を拠点に活動する写真家・是永日和。是永日和の目に映る「緑」に迫る。
「ご縁があり今回参加させていただきました。普段緑色のカラー眼鏡をかけているくらい緑が好きです。生まれ育った場所が田舎で常に広大な緑あったからでしょうかね。心が落ち着きます。また緑という文字は縁を連想させます。
僕の人生で一番自慢できることは、人に恵まれているということです。縁が常に心を彩ってくれました。この度このお話をいただいて、今まで生活をしてきた愛知、関西、関東でいろいろな写真を撮りました。関西で久々会った友人は相変わらず恋人と仲良く過ごしていて、こいつにはこいつの縁があるのだなと。関東の家では同居人が植物の鉢を植え替えていました。家は緑でいっぱい、僕の生活には縁がいっぱい。
さあ、この文章を『緑』と『縁』読み間違えずに最後まで読めたでしょうか？」（是永日和）
是永日和
2000年愛知県出身。2022年立命館大学産業社会学部卒業後上京。現在東京を拠点に活動。卒業後同じ大学の友人と車一台で上京し、共に住んでいる。
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