MENU
search icon
media
Beyond magazineでは
ニュースレターを配信しています
  1. TOP/
  2. /
  3. 夜更かしパフェ@深夜の純喫茶 は東京の夜をこっそり楽しむご褒美タイム

終電前の純喫茶で真夜中のチルタイム

夜更かしパフェ@深夜の純喫茶 は東京の夜をこっそり楽しむご褒美タイム

author: Beyond magazine 編集部date: 2023/05/20

日々新しいものにあふれる街、東京。今回はそんな東京の「夜の楽しみ方」をディグっていく。今回は、“いつも通り”の東京の夜がモノ足りなくなってしまった人に、真夜中の純喫茶店の世界をご紹介。純喫茶は入りにくい? いえいえ、一歩踏み込めばその良さを知ってしまうことでしょう。

fade-image

どんな東京の夜が好きですか。賑やかに大勢で飲み会? 少しの寂しさとともに家に一人? それとも、なんとなく過ぎていく……? そんな人に教えたい、深夜喫茶という選択肢。何も持たず、ただそこに行くだけで、あなたの心を満たす時間と空間が待っている。深夜喫茶の魅力に気づいたとき、もっと東京が楽しくなる。

ロッジ赤石

“秘伝ダレ×カツ重”にやみつきに
あなたと過ごす下町ナイト

ひとりゆっくりしたい夜、誰かと語り明かしたい夜に、深夜まで営業している喫茶店は頼もしい味方だ。今宵も、下町・浅草に喫茶店に明かりが灯る——今年で創業50年、年代問わず地元民に愛されてきた喫茶レストラン「ロッジ赤石」は、ちょっぴり夜更かしするあなたを温かく迎える。

壁掛け時計、昔のゲームテーブル席、まさに昭和レトロな雰囲気が漂う店内には、深夜でも多くの人で賑わっている。あわただしい観光地から一歩離れた「裏浅草」に佇み、穏やかな落ち着きを感じる。

fade-image

「ロッジ赤石」の魅力は、夜中でもたっぷり食べられるフードメニュー。女将さんによると、先代の奥様がタクシー運転手さんのリクエストに応えて作り出したのが始まりだとそう。その味は今も変わらず受け継がれており、エビサンド、スパゲッティ、うどんと楽しみは尽きない。

なかでも、料亭の方から教わった秘伝のタレが染みこんだカツ重は、箸が止まる気配なし。ボリューム感のあるカツとふわとろな卵との相性は絶妙でヤミつきになる。なぜか、深夜にがっつり食べる罪悪感がないのは、夜の喫茶店の魔法なのか。

「忘れものないように」。そうやって家族みたいにお見送りされると、また足を運びたくなる。そんな夜の浅草のひと味違った過ごし方、あなたもいかがでしょう。

fade-image

ロッジ赤石

住所:東京都台東区浅草3-8-4
営業時間:9:00~24:00(ラストオーダー22:30)
定休日:月曜日
TEL:03-3875-1688

珈琲貴族エジンバラ

ここは、真夜中のオアシス・新宿三丁目

fade-image

ミッドナイトの新宿三丁目で、ひときわ輝く「珈琲貴族エジンバラ」。映画帰り、飲み会帰り、デートの帰り——このまま終わるのはちょっぴり寂しい。そんな一日の余韻にひたりたいとき、ふと見上げるとビルの2Fに24時間、新宿の街を見つめる喫茶店が。

店内は、レンガの壁にシャンデリアの高級感ある雰囲気。サイフォン式で淹れるコーヒーの香りが漂い、SFマガジン・ミステリー小説のなどの古書たちが、さらにアンティークな世界観をつくる。

fade-image

そんな大人の要素が詰まった喫茶店だが、視覚的に楽しめるメニューが若者から人気。かわいらしいポッドと紅茶、生クリームが浮かぶカフェアイリッシュ。2つのポッドから注がれたカフェオーレの表面には、ふわふわの泡が出現する。目の前で淹れられたコーヒーの味はプラスアルファの美味しさである。

非日常なのに居心地の良い、独特な空間。そんな異空間の虜となり、何度も足を運んでしまう。お酒一杯ではなく、コーヒー・紅茶一杯で深夜にお喋りする時間はどこか心地よく、その場でしか生まれない話もあるに違いない。

Wi-Fiが完備され、3時間ごとに追加オーダーすれば気が済むまで作業できるので、深夜まで学生もビジネスマンも入り浸っている。まさに、ここがみんなのオアシスってわけ。カラオケでオールではなく、ちょっと優雅な“貴族”時間を。こんな夜の過ごし方も悪くない。いや、むしろよきよき。

fade-image

珈琲貴族エジンバラ 新宿本店

住所:東京都新宿区新宿3-2-4 新宿M&Eスクエアビル2F
営業時間:24時間営業
定休日:年中無休
TEL:03-5379-2822
WEB:https://edinburgh.jp/
Instagram:@coffeekizoku1975
Twitter:@shinjukukizoku
facebook:珈琲貴族エジンバラ

 喫茶店には、深夜の自分を受け入れてくれる“安心感”がある。一日走り抜けた心と身体に、ほっと癒しを与え、今日を良い日にして終える。こんな東京の楽しみ方を知ってるってちょっと上級者の気分。さあ、あなたも深夜喫茶でチルアウトしない?


Text:木下遥夏
Photo:下城英悟
Edit:山田卓立

author's articles
author's articles

author
https://d22ci7zvokjsqt.cloudfront.net/wp-content/uploads/2023/03/001-EDIT2.png

Beyond magazine 編集部

“ユースカルチャーの発信地“をテーマに、ユース世代のアーティストやクリエイター、モノやコトの情報を届けるWEBマガジン。
more article
media
私たちがいま、『ovgo Baker』のクッキーを食べたい理由。「おいしい」「幸せ」がつくる、未来の当たり前
date 2024/11/16