MENU
search icon
media
Beyond magazineでは
ニュースレターを配信しています
  1. TOP/
  2. ファッション/
  3. タウンユースからランニングまで。「HOKA」の正しい選び方
ファッション

ラインナップは全て“厚底”!

タウンユースからランニングまで。「HOKA」の正しい選び方

author: 神津文人date: 2022/03/13

2009年に誕生したホカ オネオネ。下り坂を速く走れるシューズの開発を出発点とし、その開発過程で創設者のジャン・リュック・ディアード氏とニコラ・マーモッド氏が思いついたコンセプトのもとで生まれたのが、軽量かつ大ボリュームのミッドソールを搭載したシューズ。厚底はホカの原点であり、アイデンティティでもある。

高いクッション性を実現した軽量で分厚いミッドソール、自然な重心移動をサポートする揺りかごの脚のようなソール形状は、ホカのすべてのランニングシューズに共通している要素。それゆえ、これからランニングを始めようとするビギナーや、ホカのシューズを履いたことがない人にとっては、一見違いがわかりにくい。実際に履いて走ってみると、それぞれかなり個性があるのだが、見ただけ、足を入れただけでは、差に気がつかないかもしれない。

そんなわけで、ランニングシーンはもちろん、タウンユースでも人気が高いホカのランニングシューズの特徴を改めて紹介したいと思う

初めてのホカ体験に最適な「クリフトン 8」

クリフトン 8/1万7600円

クリフトンシリーズは、ホカのラインナップの中で人気が高いアイコン的な存在。初めてホカを履く人のエントリーモデルとして親しまれてきたシリーズだ。分厚いミッドソールによる高いクッション性、想像以上の軽量性、ロッカー形状によるスムーズな足運びというホカらしさが存分に味わえる。

サブ4レベルのランナーでも満足できる機能性があり、タウンユースでも人気がある、オールマイティさもクリフトンの魅力。クリフトン 8は、新採用のフォーム素材によって、足元を包み込むような履き心地を実現している。

重量はメンズ27cmで250g。踵部の厚さは29mm、前足部の厚さは24mm。

新作「カワナ」はジムでの使用にもおすすめ

カワナ/1万8700円

今年1月に発売されたニューモデル「カワナ」は、今までのホカのラインナップにあったモデルとは、また違った履き心地のシューズとなっている。

重量はメンズ27cmで283g。踵部の厚さは30mm、前足部の厚さは25mm。「クリフトン 8」と比べると少し重く、ミッドソールは1mm厚い。数字だけ見ると大きく変わらないのではないかと思うかもしれないが、履き味はかなり違う。

「カワナ」のミッドソールには硬度の高い素材が使われており、ヒール部はスワローテイルと名づけられた、拡張されて2つに分かれた形状になっている。実際に走ってみると、「クリフトン」や「ボンダイ」シリーズのようなフカフカ感や沈み込みはなく、反発性と安定性を強く感じる。

もちろんロード用シューズとして使うのも申し分ないが、普段ホカのシューズを愛用している人が、ジムでトレーニングをしたり、トレッドミルを走るのに最適なのではないかと思う。

あっと驚くクッション性が味わえる「ボンダイ 7」

ボンダイ 7/2万3100円

ホカのロードランニング用シューズの中で、最もクッション性に優れているのが「ボンダイ 7」。踵部の厚さが33mm、前足部の厚さが29mm(重量はメンズ27cmで303g)と、大ボリュームのミッドソールによって、フカフカとした柔らかな履き心地を実現している。クッション性に定評がある「クリフトン 8」と比べても、もう一段上のクッショニングを感じることができるはずだ。

スローペースのランニングやウォーキングに適しているのはもちろんのこと、「ボンダイ」シリーズは、ファッションシーンでも非常に人気が高い。運動不足解消のために歩く距離を増やしたい、日常を少しアクティブにしたいという人にも最適なモデルだろう。

シリアスランナーにも人気が高い「リンコン 3」

リンコン 3/1万5400円

優れたクッション性と軽量性を合わせ持ち、スピードを出しやすい設計となっている「リンコン 3」。踵部の厚さは29mm、前足部の厚さは24mmとミッドソールの厚さは「クリフトン 8」と同じなのだが、重量はメンズ27cmで210gと(クリフトン 8はメンズ27cmで250g)とかなり軽い。

レスポンスがよく軽快に走れるからか、日々走り込んでいるシリアスランナーからの支持が厚い。スピード練習や、自己ベストを狙うレースでの着用にも適している。

定期的にランニングを楽しんでいるランナーや、レースにチャレンジしているランナーが、ちょっとホカを試したいと思ったときに、ぜひ足を通してみてほしいモデルだ。

定性を重視したいランナーには「アラヒ 6」が最適

クッション性が高いシューズは履いてみたいが、厚底モデルはバランスが取りにくい感覚がある、オーバープロネーション(着地の際に踵が大きく倒れ込んでしまう)気味でミッドソールが柔らかいシューズに不安がある、といった人におすすめしたいのが「アラヒ 6」だ。

安定性を高めるJ-フレーム テクノロジーを搭載しており、極端なプロネーションが起こらないようサポートしてくれる。履き心地を「クリフトン 8」と比べると、「アラヒ 6」のほうがやや硬く、カッチリとした印象。脚力不足の人も安心して足を任せられるのではないだろうか。

オーバープロネーションは、シンスプリント、足底筋膜炎、腸脛靭帯炎などの原因になる。なるべくケガのリスクを小さくして、ジョギングを楽しみたいという人にも適しているシューズだ。

重量はメンズ27cmで264g。踵部の厚さは29mm、前足部の厚さは24mm。

同じ厚底、同じロッカー形状でも、履き心地、機能性は想像以上に異なる。それぞれの違いを確認して、自身のランニングスタイル、ライフスタイルに適したホカのシューズを選んでほしい。

author's articles
author's articles

author
https://d3n24rcbvpcz6k.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/04/027.jpg

ライター・編集者
神津文人

雑誌編集者を経てフリーランスに。「Tarzan」などのヘルス&フィットネス系メディアや、スポーツの領域で活動中。「青トレ」(原晋/中野ジェームズ修一著)、「医師も薦める子どもの運動」「医師に運動しなさいと言われたら最初に読む本」「60歳からは脚を鍛えなさい」(中野ジェームズ修一著)、「100歳まで動ける体」(ニコラス・ペタス著)、「肺炎にならない!のどを強くする方法」(稲川利光著)、「疲れない体になるライザップトレーニング」(RIZAP)などの書籍の構成も手掛けている。趣味は柔術、ときどきランニング。
more article
media
どんぐりずが G-SHOCK「FLAME INSIDE」と過ごす、“情熱的”桐生ライフ
PR
date 2024/11/29