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ライター・神津文人さんの偏愛品

運動とデスクワーク後のケアに欠かせない「ハイパーボルト ゴー」

author: 神津文人date: 2023/03/12

コンディショニングやセルフケアへの意識が高まったからか、コロナ禍が始まった2020年頃からジワジワと人気が高まり、2021年、2022年にはブームとなったマッサージガン。今では数多くのメーカーからさまざまなタイプが登場していますが、僕が愛用している「ハイパーボルト ゴー」を紹介したいと思います。

2020年以降、コンディショニングやセルフケア、リカバリーをテーマにした取材をすることが増え、マッサージガンに触れる機会も多くなりました。取材や撮影時に試してみて感触が良かったため、一台買って長期間使ってみようと思ったのが、「ハイパーボルト ゴー」を我が家に迎えるきっかけでした。

マッサージガンブームの火付け役

マッサージガンとは、先端のアタッチメントの振動によって、筋肉の弛緩や筋膜リリースを促すツールです。手軽に扱え、セルフでの指押しなどでは難しい深層にもアプローチできるという特長があります。

アメリカを中心に始まったブームの火付け役となったメーカーが、「セラガン」で知られるTherabody(セラボディ)と、「ハイパーボルト」シリーズを展開するHyperice(ハイパーアイス)でした。

「ハイパーボルト ゴー」の定価は32,800円(現在は2が登場したため安く購入できます)。シリーズ中、最もコンパクトボディで、振動は3段階(毎分約2160〜3180回)。アタッチメントは2つ付属しています。トップモデルでは振動は5段階(毎分約1700〜2700回)で調節でき、アタッチメントも5種類と豊富なのですが、重量が500gほど重くなるので、コンパクトさと軽さを優先して「ハイパーボルト ゴー」をチョイスしました。実際、片手で扱うシーンが多く、振動はほぼ一番低回数のモードしか使っていないので、個人的には正解だったと思っています。

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コンパクトボディながら、振動はパワフルな「ハイパーボルト ゴー」。本体重量は約680g

アタッチメントは表面積が広い「フラット」(左)と、ピンポイントで強い圧力がかかる「ブレット」(右)の2種類

アスリートが活用する信頼感

実際にどのマッサージガンを購入するか。少々悩んだのは確かです。購入を検討したタイミングで既にそこそこのメーカーが参入していましたし、ネットで少し検索すれば5,000円前後で購入できる安価なものも見つかります。取材時や店頭で短時間触ったぐらいでは、一定水準を超えたマッサージガン同士では機能面での大きな違いがそれほど明確に体感できなかったりもしました(僕の繊細さが足りないのかもしれませんが)。

トップアスリートが投資家としても協力し、さまざまなスポーツ団体がパートナー企業となっているのもハイパーアイスの特長。サッカーのアーランド・ハーリング選手がアスリート投資家として参加し、NBA、NFL、MLB、UFC、PGA TOUR、IRONMANなどがパートナー企業になっています。ビジネスだからとはいえ、アスリートをサポートしている、スポーツを応援しているという点は、ハイパーアイスを選択する一つの要素になりました。

そして「ハイパーボルト ゴー」を選ぶ決定打となったのが次の2つ。1つは、取材をした某オリンピック金メダリストの方が「ハイパーボルト」シリーズを愛用していたこと。もう1つは、整骨院で働いている柔術仲間が使っていたこと。どれにしようか悩んでいたときに、この2つに背中を押されて「ハイパーボルト ゴー」を購入することにしました。

「ハイパーボルト ゴー」のない生活には戻れない?

「ハイパーボルト ゴー」を使う主なタイミングは、ランニングの後、柔術の後、長時間のデスクワークの後です。ランニングの後は足底とアキレス腱の周辺を中心に、張りを感じている時は、ふくらはぎや脛もほぐすようにしています。柔術の後は、股関節、臀部の辺りを中心に。そして、長時間パソコンに向かって原稿を書き続けた日は、前腕、肩をほぐします。分厚い筋肉を持つアスリートにも対応するように作られているからか、コンパクトボディながら、パワーは十二分にあり、深層まで緩む感覚が得られます。個人的にはアタッチメントも2つで物足りない感じはありません。

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足底筋をほぐすときのアタッチメントは「ブレット」。ランニングやウォーキングの後に足裏をほぐすのはかなりおすすめです

パソコン作業の後に前腕をほぐすのも習慣になりました

「ハイパーボルト ゴー」を使うようになってわかったのは、コリやハリをそれほど自覚していなくても、筋肉は硬くなったり、緊張しているということ。「ハイパーボルト ゴー」を使った後は、明らかに筋肉が緩んでいるのがわかるんです。酷使した筋肉を緩ませることなく使い続けたら、痛みやケガに繋がります。もちろん入浴やストレッチでもほぐすことは可能だと思いますが、しっかり緩ませようとすれば、結構な手間と時間がかかるはず。マッサージガンは、手軽に効率よく筋肉を緩ませることができるツールだと思います。

一度緩んだ状態を知ると、疲れが溜まる前に、痛みが出る前に、その状態にリセットしようという気持ちになります。日々、運動を楽しんでいる人、長時間のデスクワークや立ち仕事で肩こり・腰痛に悩まされている人は、ぜひ一度試してもらいたいです。

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ライター・編集者
神津文人

雑誌編集者を経てフリーランスに。「Tarzan」などのヘルス&フィットネス系メディアや、スポーツの領域で活動中。「青トレ」(原晋/中野ジェームズ修一著)、「医師も薦める子どもの運動」「医師に運動しなさいと言われたら最初に読む本」「60歳からは脚を鍛えなさい」(中野ジェームズ修一著)、「100歳まで動ける体」(ニコラス・ペタス著)、「肺炎にならない!のどを強くする方法」(稲川利光著)、「疲れない体になるライザップトレーニング」(RIZAP)などの書籍の構成も手掛けている。趣味は柔術、ときどきランニング。
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