「IoT(インターネット・オブ・シングス)」は、家電 や時計などの「モノ」がインターネットに接続する製品のこと。これらの製品は自分らしいライフスタイルを築くために、どのように役立つのか。普段から「エシカルな選択(地球環境、人、社会に対して配慮されたものを選ぶこと)」を重視しているという、モデル・俳優の山本奈衣瑠さんと、本誌編集長の小林雄大に、IoT製品を体験してもらい、エシカルな視点、ユースカルチャーの視点からインターネットに接続する家電の魅力について 話を聞いた。
社会問題は自分ごととして発信していく
──まずは山本奈衣瑠さん(以下、奈衣瑠)と、小林雄大さん(以下、小林)それぞれのことを伺いたいです。普段どんな活動をされていますか?
奈衣瑠:私はモデルとして10年弱。そこから、ここ3年ぐらいは映画などお芝居の仕事をしています。また、並行してフリーペーパー「EA magazine」の編集長を務めています。どんな雑誌かというと、同世代をターゲットに、社会課題や自分たちの周りにある生活のことをテーマに据えていて、不定期発行です。
小林:Beyond magazineはユースカルチャーの発信地をテーマに、同世代目線で本当にかっこいいと思うヒトやコトを伝えています。奈衣瑠さんにも取材させていただきましたよね。
小林雄大
Beyond magzine編集長、フリーランス編集者。ファッション業界や音楽業界、出版業界を経て、独立。現在はフリーランスの編集者として、新規メディアの立ち上げや企業内の新プロジェクト、コンテンツ設計など、情報発信に関する土台構築から実行まで広く携わる。
──情報発信するにあたって、二人が大切にしていることってどんなことですか?
奈衣瑠:個人としての視点です。今ってどの媒体も企業も、多様性やサステナブルに絡めた発信をしています。みんながそういう発信するのは大事だなと思うけれど、個人の視点がないと、自分と別の世界のものを見ているような感じになってしまう。結局、自分の隣にいる人のことや自分のことさえ改善できないんだったら、社会全体を変えることなんて絶対無理なんじゃないかって私は思っちゃうんです。
小林:本当にその通りですね。個人の延長が社会であるべきだし、社会を分解した時には個人であるべきなので、 「環境問題」「社会問題」って高い目線で語るより、「隣のこの人のため」「自分が楽しく生きるため」って視点はめちゃめちゃ大事だなって思います。
情報が増えている時代だからこそ、自分の価値観の軸が大切と話す二人
サステナブルな暮らしのキーアイテム「エアコン」
──では今回「自分ごと」として、今の季節に大活躍する「エアコン」を例に話を伺いたいです。エアコンは、家庭の中でも消費電力が大きい家電のひとつ。製造、使用、廃棄まで考えると、エアコン選びはサステナブルな暮らしに欠かせないともいえます。
小林:エアコンって特殊ですよね。ほかの家電と違って設置やメンテナンスを業者にお願いしたり、そもそも買ってからリモコンくらいしか触らなかったり。自宅では朝からずっとエアコンをつけっぱなしにしていますが、外気温が涼しい時にも、変わらない温度で運転しているときがあります。温度、湿度、空気のキレイさをエアコンで解決できるといいですよね。
奈衣瑠:確かに。エアコンのフィルターの掃除とかも、しなくちゃいけないのは分かるんですが、調べるといろいろな記事が出てきて、結局どれくらいの頻度で掃除すればいいのか分からない時がありますよね。メンテナンスによってエアコンの寿命を伸ばすことにつながるのはわかるんだけど、適切なタイミングが分かりにくいですよね。温度設定も分かりにくいです。
私、以前はエアコンって涼しくなればいい! と思っていたんですよ。でも、最近はエアコンが効きすぎると寒くて。モコモコの服が手放せない(笑)。あと、毎年気になるのが、外出するときにエアコンを切った方がいいのか、つけっぱなしにした方がいいのかも気になります。
──現在のエアコンに対していろいろ不満や疑問がありますよね。その疑問の解決のひとつとして、インターネットにつながるエアコン パナソニックのエオリア LXシリーズを触ってみてください。普段使っているエアコンや、ご自分の価値観と照らし合わせてみていかがでしょう?
奈衣瑠:インターネットにつながるエアコンと聞いて、どんな機能なのかと思ったのですが、「自分の生活に1番寄り添ってくれるところ」が魅力的だと思いました。さっきアプリを触ってみたのですが、操作もシンプルですよね。なかでも、私は犬と暮らしているのでエアコンを付け忘れた時に外出先から操作できる機能はきっと使うと思います。あと、室外の温度と室内の温湿度が確認できる機能も、目で確認できていいと思いました。
「シンプルでかっこいい」と本体のデザイン面をインテリア視点でも高評価
IoT機能は環境へのやさしさと快適性を同時に実現
──先ほど奈衣瑠さんが「外出時につけっぱなしにすべきか、消すべきか」について気になるとおっしゃっていましたが、実はアプリで確認できます。インターネットにつながるので、気象予報情報を取得していて、住環境とあわせて、どちらが電気を使わないかを判定しています。
奈衣瑠:そうなんですよね。それはめっちゃいいなと思いました。
小林: わざわざ天気予報を調べて、外の気温を調べて今日は温度を高めにしようとか、考えなくてもエアコンが自動的にやってくれるわけじゃないですか。それはすごくいいことだし、効率的に冷やす・温めるだけでなく、空気をきれいにする、換気をするといった機能が満載で、しかもエアコンまかせで調節できる点もいいですね。自宅作業が多いので部屋の空気環境は重視しています。
奈衣瑠:環境にいい行動をなるべく選びたいけど、無理な時ってありますよね。だって、コーラ飲料を飲みたかったらペットボトル買うしかないし……。でも、それを飲むことで、今日の自分を褒められるのであれば、絶対コーラ飲むじゃん。私は飲むんだけどね(笑)。だから、カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること)みたいなことを、生活のあらゆる場面で意識するようにしているんです。例えば、エオリアLXシリーズを使うことで、自分の生活の中で環境に関してひとつの行動として頑張れている。そういう対象として、こういうIoT機能が搭載されたエアコンを選ぶといいかなと。
小林:自分はお手入れのタイミングなどを教えてくれるサービスがあるのがいいと思います。メーカーが見守ってくれることで、故障を検知して、スムーズに修理を依頼できますし、買い換えの頻度が低くなり、それだけで環境への負荷を減らすことにも繋がります。なんか家電がより生活に根付きやすくしてくれるIoT機能だなと思いました。
──最近よく「エシカル消費」といいますが、ちょっと高い買い物だけど、このエアコンを使うことで、社会に良い状態を作っていけるという意味では、他者へのハッピーにも貢献できそうですね。
奈衣瑠:うん。この暑さは、エアコンを使わない方が命の危機。だから、エアコンは積極的に使いつつも、フィルターのお手入れや温度の設定など、環境に負荷をなるべく与えないようにエアコンを長く快適に使う方法は、わざわざ気にしなくてもエアコン自身が教えてくれる。自分でいちいち細かい使い方をチェックするのは面倒だけど、エアコンがインターネットとつながることで、そういう私の生活に寄り添ったエアコンとの付き合い方が実現するんだなって感じました。
パナソニック
Eolia(エオリア) LXシリーズ
オープン価格
給気換気・加湿ができるルームエアコン。冷暖房をしながら換気ができるだけでなく、室内のニオイなどが気になる時には「排気換気」に切り替えられる。「AI快適おまかせ」運転にすれば、室内外の状況に合わせて、給気/排気換気を自動で切り替える。このほか、コンプレッサーの排熱を冷房・暖房にも有効活用する「エネチャージ」機能を搭載。冷房時は約10%の省エネ(※)に。部屋の空気をキレイにする独自の「ナノイーX」機能を搭載。能力クラスは2.2~9.0 kW
※安定運転時約1時間の積算消費電力量が、同社従来品CS-X400D2/CS-400DX2=297Whと、新製品CS-LX403D2/CS-403DLX2=269Whとの比較。同社環境試験室(約14畳)、外気温35℃、体感温度25℃が得られるように設定。実際の消費電力量は条件により異なります。
Text:伊森ちづる
Photo:西優紀美
Styling(山本奈衣瑠):市村宥以子
Hair & Make(山本奈衣瑠):板倉由紀
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