MENU
search icon
media
Beyond magazineでは
ニュースレターを配信しています
検索
Tags
  1. TOP/
  2. ANNEX/
  3. 第1位:コンパクトで配慮が行き届いた東芝「ZABOON TW-127XP1」
ANNEX

石井和美の家電やりすぎ比較レビュー<ドラム式洗濯乾燥機>

第1位:コンパクトで配慮が行き届いた東芝「ZABOON TW-127XP1」

author: 石井和美date: 2022/01/11

ドラム式洗濯乾燥機の売れ行きが好調だ。コロナ禍以降、衛生面を気にする人の増えた影響で、しっかり汚れが落ち、外干しだけではなく乾燥まで行えるドラム式洗濯機に注目が集まっている。そんな最新ドラム式洗濯乾燥機は、洗剤・柔軟剤自動投入機能がトレンドだ。今回紹介する4社はこれらにすべて対応しており、ボタンを押すだけで適量の洗剤や柔軟剤が投入され、洗濯から乾燥まで行える。そこでプロ家電レビュアーの石井和美さんが汚れ落ちやお手入れ面などをチェックした。

・「汚れ落ちテスト」では、醤油、ソース、ケチャップ、ワイン、口紅、ファンデーションをTシャツに付着させ、しっかり乾かして表面が硬くなった状態で洗濯から乾燥まで標準コースで行った。

・「洗濯後のシワ」をチェック。バスタオル3枚、ハンドタオル、Tシャツ、シャツ2枚、子供用のズボン、女性用の綿シャツなど3kgほどの洗濯物を入れて乾燥を行い、同じシャツ2枚から状態がよいものを撮影。

操作のしやすさ、パネルやボタンの見やすさ、扉の開けやすさなど、「使いやすさ」を総合的に見て評価を行う。

・「お手入れのしやすさ」を確認する。乾燥フィルターや排水フィルターなどのほかに、洗濯槽内のホコリなどについてもチェックする。

・「オリジナル機能」では、他社にはないような独創的な機能が本当に便利なのか、実際に使ってみた感想を。

・「外観のサイズ」をチェック。ドラム式洗濯乾燥機は大きくて入らない場合も多いので、コンパクトであれば高評価。

UV除菌洗乾コースで除菌もできる洗濯機

Brand 東芝ライフスタイル

Item ZABOON TW-127XP1

price 33万円前後

spec
洗濯・脱水容量:12kg
洗濯~乾燥・乾燥容量:7kg
外形寸法:幅645㎜×奥行720mm×高さ1060mm(給・排水ホースを含む)
質量: 89㎏

「ZABOON TW-127XP1」の特徴

ウルトラファインバブルとマイクロバブルの2種類の微細な泡により洗浄効果を高める新洗浄「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」を搭載。

ウルトラファインバブルの効果による衣類の黄ばみの抑制に加え、新たにマイクロバブルの効果により落とした汚れの再付着を防ぎ、衣類の黒ずみも抑制できる。さらに、Ag+抗菌水で衣類の抗菌も期待できる。

また、除湿能力を高めた新型ヒートポンプユニットの採用と風路の拡大により、乾燥風量を約26%アップしたことで、乾燥時間を短縮。業界トップクラス7kgの衣類の洗濯~乾燥が可能で、運転時間も短縮している。

さらに、業界初のUV除菌機能を採用。UV照射と温風の効果で衣類をしっかりと除菌する「UV除菌洗乾コース」「UV温風除菌コース」の2つのコースを備えている。

「汚れ落ち」

洗濯から乾燥まで、トータルで2時間25分。今回試した中でもトップクラスのスピードで、汚れも口紅とファンデーションを除くとほぼ落ちている。ソースとワインの汚れが少し残っている。

「乾燥後のシワ」

Slide 1
Slide 0
Slide 1
Slide 0

化繊が混じった男性用のYシャツは、袖部分のシワが少し気になったが、綿のTシャツはシワが少なく、すぐに着られる

「操作性」

横長の液晶パネルは、抜群に見やすい。洗濯、洗濯・乾燥、乾燥などのコースも色分けしており、文字の大きさなどのバランスもよく、一目で状況がわかる。

「お手入れ」

乾燥フィルターのお手入れはラクだが、捨てるときにホコリが舞い散るのが少々気になる。サブのほうもしっかりガードしてあって頼もしい。

熱交換器についた糸くずも自動で洗い流している。

「オリジナル機能」

洗濯前に衣類をUVで照射し、乾燥時の温風との相乗効果で、衣類を除菌。洗いにくい衣類も、除菌できる。

「設置性」

以前のモデルよりも奥行きが3cmほど小さくなった。洗濯・脱水容量は12kg、乾燥容量も7kgと大容量でありながら、奥行内寸520mmの防水パンに置ける。狭い場所でも扉は開けやすい。

汚れ落ちもよく、抜群の使いやすさ。
音も静かでバランスがよいモデル

汚れ落ちもよく、振動も少ないドラム式洗濯乾燥機だ。「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」で、繊維の内部まで浸透してしっかり汚れを落としている。

今回、常温の水道水で洗ったが、シミなどが気になるようであれば、温度も約15℃から約60℃まで選ぶことができるので、除菌もかねてガンコな汚れも落とすことができる。

使い勝手は抜群だ。特に見やすいのが横長7.8インチの明るいタッチパネル。約30°の角度で配置されており、操作するときに見やすい。

また、モードによるカラー分けや文字の大きさ、バランスがよく考えられており、視認性が高く、迷わずストレスなく操作できた。

お手入れもしやすい。乾燥フィルターの「プッシュdeポン」は、お手入れ時はホコリの飛び散りと、メッシュ部分以外のホコリの付着が少々気になったが、大きなゴミを一瞬で捨てられるのは便利だ。

また、グルッと囲むようにサブフィルターがあり、細かいホコリが内部に入りにくくなっているので安心できる。

ほかにも、熱交換器自動洗浄や乾燥ダクト自動お手入れ機能など、長年使ううちに乾燥性能が落ちるということもなさそうだ。

乾燥終了後の扉内側やゴムパッキンへのホコリの付着も少ない。パッキン内部は詰まりを防ぐためにホコリを取らなければならないが、量が少ないので手間にならない。

洗剤・柔軟剤自動投入のタンクは、蓋にパッキンがあるのでしっかり閉まり、液体洗剤・柔軟剤の蒸発を防ぐこともできる。また、自立式なのでお手入れの時も置き場に困らない。外すのも簡単で、お手入れもラクだった。

本体サイズは以前のモデルと比較すると奥行きがコンパクトになったものの、乾燥容量は7kgを維持している。デザインも以前と比較すると凹凸が減り、スッキリした印象だ。ホースも本体に合わせてブラウンとホワイトが用意されているなど、細かいところまで配慮が行き届いているドラム式洗濯乾燥機だ。

製品貸与:東芝ライフスタイル

author's articles
author's articles

author
https://d3n24rcbvpcz6k.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/05/036.jpg

家電プロレビュアー
石井和美

家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。
more article
media
【第4位】日立グローバルライフソリューションズ「ヘルシーシェフ MRO-S7C」
ANNEX
date 2024/11/19