いよいよグーグルがウェアラブルデバイス向けの「Wear OS」をギブアップするのでは?というウワサも聞こえ始めていた2021年。グーグルが5月に実施した開発者向けイベントで、今後はサムスン電子とパートナーシップを組んでWear OSを盛り立てていくことを発表しました。新たな協業のカタチから出発した最初の製品がこのGalaxy Watch4です。
Apple Watchを持ってはいるけれど…
私が購入したのはケースのサイズが44ミリのGalaxy Watch4、色はグリーン。LTEによるセルラー通信機能には非対応のモデル。家電量販店での販売価格は3万9600円(税込)でした。
私はふだんから24/7(24時間・年中無休)な勢いでApple Watchを身に着けながら生活しています。はっきり言ってもうApple Watchでスマートウォッチはおなかがいっぱいでした。にもかかわらずGalaxy Watch4を買うことを決めた理由は、Wear OSの行く末が気になったばかりでなく、本機が搭載する「体組成データ測定」の機能に強く惹かれたからです。
長く過ごしたステイ・アット・ホーム生活の影響で、真っ逆さまに落ちてく体力。私の場合、運動不足の影響があまり見た目に表れなかったものの、ふと気が付けば約1年の間に驚くほど筋力が落ちて疲れやすくなっていました。フィットネスジムに通い、近所の公園をハツカネズミのようにぐるぐると走り回っていたのにもかかわらず。ならば筋肉量の増減をまめにチェックすべきではないかという教えを理学療法士の友人から授かり、体組成データの測定ができるスマート家電を物色していました。
スマート体重計との連携がほしい
夏には取材のため、体組成データが計れるスマート体重計も試しました。でも毎日身に着けるウォッチの方が忘れずに筋肉量を確認できそうだと思い立ち、Galaxy Watch4を選びました。スマートウォッチの中で値段はさほど高い製品ではないと思いますが、体組成データを正確に計測できるスマートウォッチが今のところ他に少ないし、腕時計としてのデザインも素敵なので、値段以上に価値ある買い物ができたことを満足しています。
そして今、Galaxy Watch4を購入から2ヶ月ほど使っています。体組成データの計測は気が付いた時にいつでも手元で素早くできます。ここは期待通り。ただ、ひとつ不便なことは体組成データ計測の基準となる「体重」はウォッチで計れないため、別途体重計に乗って確認してから数値を手入力しなければなりません。だったらスマート体重計を買ったらよかったのでは…という思いが心中をかすめる瞬間もありますが、私にとって優先すべきは体組成データの計測を意識付けることなのだから、ならば四六時中身につけているウォッチであるべきなのだと信じたいです。
悩み事はもうひとつ。Apple Watchによるアクティビティ記録を途絶えさせたくないので、結局は左右両方の手首にスマートウォッチを装着して過ごさなければならなくなりました。このスタイルをいつまで持続できるのか、あるいは割り切って週・月単位で順番に1台を着替えながら使う習慣を我がものにできるのか。2022年も引き続き探求したいと思います。