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イシヅカユウ、ぱーてぃーちゃん信子、長谷川彰宏の「今月のサバイブ術」

「“必要最低限の日常生活”が苦手です」

author: Beyond magazine 編集部date: 2024/06/12

ユース世代から募ったリアルなお悩みを、モデルのイシヅカユウさん、お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんの信子さん、画家・僧侶の長谷川彰宏さんに聞いてもらう連載企画「今月のサバイブ術」。さまざまな不安や生き辛さが渦巻く今をサバイブするヒントを探ります。

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「仕事中心の暮らしをしていることもあり、どうしても家事などが疎かになってしまいます。洗濯を忘れてしまったり、外食で済ませてしまったり、なんてことは日常茶飯事。リップクリームも何本無くしたかわかりません。忙しい毎日を過ごして充実感がある一方で、セルフケアを怠ってしまっているようにも感じます。みなさんは暮らしを大事にできていますか?  また、仕事と生活のバランスをうまく取るにはどうしたらいいと思いますか?」

(Nさん・20代)

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まずはお仕事お疲れ様です。忙しい毎日を生き抜いている、それだけで本当にすごいことです。

私はといえば、かなり波のある仕事をしているゆえ、忙しくなくて心に余裕のある時はそれなりに家事も頑張ることができるのですが、少しでも忙しかったり、忙しくなくても心に余裕のない時など、お部屋を荒らすのも仕事のうち、とばかりに荒らし放題になり、ご飯も買ってばかり、しかも大体経済に余裕がないものだから当然栄養に偏りの出るものしか食べることができずお肌を荒らしてしまいそうになり、しかし仕事柄肌が荒れない様にどうしても気を使う必要もあるので結局なんとかうまい具合に食べるものなどやりくりをし、もはや自炊の方が楽だったのではないかと思うことも多々あります。

質問者様の場合、忙しくお仕事をしているということは、少なくとも仕事がない時の私よりはちゃんとした経済力があるはずです。だからもしも、自分で家事などちゃんとやらなくてはいけないという思いがあるのなら、さっさと捨てましょう。自分でやらなくていいことはやらなくてもなんとかなるのです。食事は外食でも、買ったものでもいいし、洗濯物も頼めるものはクリーニングに出したりすればいいし、無くしたリップクリームはまた買えばいいのです!

そして自分では、余裕のあるとき、やってみたいと思ったときにやればいいのです。その上で、例えば外食や買ったもので過ごす際に、栄養の偏りのないように注文できるようにするとか、栄養補助食品を利用するなどの工夫をすると、よりいいかもしれません。

かなり極端な話になってしまいましたが、要は家事やセルフケアを外注することはいくらでも可能である、ということです。そしてできる時にできる範囲で自分を大事にしましょう。何より、できなかった時に自分を責めないことが一番のセルフケアかな? と今私は思っています。

イシヅカユウ

静岡県浜松市生まれ。フリーランスのファッションモデル・俳優。さまざまなブランドのファッションショーや広告に出演するほか、2021年には短編映画『片袖の魚』でスクリーンデビュー。誕生日の翌日である7月5日(金)に初生公演「リサイタル」を『渋谷ロフトヘヴン』にて開催予定。バンドセットで往年の名曲を新しくアレンジした、架空の歌手のリサイタルの場面と、「赤い蝋燭と人魚」の朗読が交互に展開していくという独創的な公演内容を予定している。詳細やチケットはこちら

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仲間はっけーん🥹🫶 うちもイケてる人間生活ムズすぎて毎日必死に食らいついてるタイプ🤣🤣 なんなら全然食らいつけてなくて、この前なんか、生活の質上げたくてちょっと高めのイヤフォン買って「上質な大人の仲間入り♪」とか思ってたらケースだけなくして色んなとこに電話して迷惑かけて鬼萎えたし💔 朝はフルーツを取り入れて優雅な良い女になるんだーと思って買ったのに、朝3度寝を何日も繰り返して傷むから慌てて夜食べたし💔 ほぼ毎日化粧落とさないまま寝て鬼後悔してるし💔

仕事でだってやらなきゃいけないこと後回しにしちゃうし、日々時間に追われるし、まぢで大体パニック起こしてる😵‍💫🧠

現場でスベったときなんか、しばらく何も集中できなくてゲボボボてなるしね🤮🤮

ちちんぷいぷい(死語どころじゃない?)で家事が終わればいいのにっていつも思うよ🧙✨(ちなみにうちはまだホグワーツからの入学届フクロウが持ってきてくれると信じてる30代)。

でもきっとみんなそうなんだよ🥺 海外セレブだって、女優さんだって、億万長者だって、毎日上手く生きてるわけないんだよ🥺 それをいかにうまく楽しむかってことなんだと思う🥺

だから最近はなんでも無理くり理由つけてアゲだと思うようにしてる🥳🥳 洗濯物とか洗い物溜まってるときは旦那とせーのっで一緒に始めて夫婦の時間として楽しむようにしてるし💖 無くし物した時は「きっとうちには合わなかったんだ、新しい出会い楽しみだな」って思うようにしてるし💖 朝寝坊しても「こんなに素早く準備出来るうち天才」て思うようにしてる😂😂

悪いこと起きても「まあエピソードトークできたから誰か笑かしてみましょー」くらいに思うww 何かアクシデント起きてる方が人間らしくて「おもしれぇじゃん運命さんよぉ」って主人公きどれるしね😘💕

1回やり出したらまぢなんでもアゲマインド上手くできるようになるよ🥳 仕事ためちゃっても、こんなに仕事いただけてありがたいぜ⤴⤴ て思ってくるし⤴⤴

…いや、これはまぢですぐやれよなんだけどww

あとこれだけはごめんけど化粧は絶対落とした方がいいね、若い時の怠惰が今になって襲ってきてる😇💔

あとスケジュールにも細かく書いたり、携帯のアラームでやらなきゃいけないこと、忘れちゃいけないことをお知らせするようにしてるよ🙆‍♀️🙆‍♀️ けっこうこれで上手く生きれるようになってきてる😘💕 でも気をつけて!! うち「ピル」ってアラーム23時にかけてんだけど、人といる時にそれが表示されるとびっくりされるからそれはお勧めしにゃい🐱✨

あとあとー、超絶お気に入りの鞄に代えて、鞄の中ポーチとかで整理整頓して定位置決めて、見た目も中身もお気に入りまみれにすると物無くさなくなったし🙌 部屋もお気に入りの家具だけにして、収納見直しまくったら家の中で紛失することも無くなったよ🙌

結果無くし物もない、好きな物増える、それに見合う女になるためになんか美意識も上がる、テンション上がる、仕事もノリノリで出来る、ってゆー最 & 強ループができあがった💖💖💖💖💖 名付けて「良い女ループ」💖💖💖💖💖

少し手が空いたり時間ができたりした時は、絶対自分のためになることかテンション上がることするようにしてる🥳🥳

ボディクリーム塗る、ミスト化粧水吹きかける、タピオカ買いに行く、お笑い動画観る、ギャグ考える、とかとか⤴⤴

結局自分のテンション上げるのは自分が1番上手いからね😊😊 テンション上がっちゃえばバッド 入ることないからなんでも楽しめちゃうよ😊😊

悪いことが起きても一旦テンション上げて現実逃避したり誤魔化すことも大事‼️‼️‼️‼️‼️ww

信子

大分県大分市出身。お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんのボケ(思い立ったことをすぐに言う) 担当。ラジオアプリGERAにて『ぱーてぃーちゃんの絆Nightふぃーばー』を毎週金曜日に更新。

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まず僕の立場を表明すると、仕事が優先であり、生活の豊かさには重きを置かないタイプです。部屋も超汚いですし、物も失くしまくってますし、自炊なんてここ半年くらい辛ラーメンしか作ってません。

質問の方も仕事に充実感があるとのことなので、今の状態でなんら問題ないように僕には思えてしまいます。

ただ、セルフケアという単語が出ていることを考えるに、「生活を豊かに送る努力をする」ことが「自分を大事にする」ことになるのでは、と考えていらっしゃるのではないかとお見受けします。今の状態に喫緊の課題があるわけでもないけれど、なんだか自分を大事に出来ていないかも? という疑問があるのかもしれません。

さて、もし仮にそうだとするならば、僕の最近の実感が一つだけあります。

「自分を大事にする」ことは「能動的に自分が好きな事をすること」や「より豊かな生活を送ること」というような、プラスを増やす作業ではなく、「自分が苦手な事や嫌いな事に直面しないようにする」というような、マイナスを減らすことにこそ、あるのではないかという実感です。

この考えを家事や自炊や洗濯に当てはめた場合、それらが「好きなことだけど、出来ていない」のか、「やりたくない事(やるべき事)だけど、出来ていない」のか、そのどちらなのかが大変重要です。

前者であれば、いったんほっといても大丈夫なのではと思います。仕事に充実感があるとのことなので、「やりたい事」の優先順位付けが仕事よりは今は低いというだけだからだと思うからです。

問題は後者です。

それは「やりたくないけど、やる“べき”だと思っていること」であるため、仕事との対比関係では語れないのです。仕事が忙しいからやらないのではなく、そもそもやりたくない事、苦手な作業なのでしょう。

僕は「自分を大事にする」ことは「“やるべき”だと思っている苦手作業を少なくすること」だと考えているので、その作業をするための時間を捻出するというより、そもそもやらなくて良い構造にしてあげるのが1番だと思います。そして“べき論”から脱却することです。

洗い物が苦手なら箸だけでも使い捨ての割り箸に変えてしまう、とか、乾燥機付き洗濯機を買う、とかです。もちろんお金がかかってしまいますが、「自分を大事にする」お金の使い方の一つだと思います。

僕はここ半年くらい、冗談抜きで自炊は辛ラーメンしか作ってません。あとはベースフードという完全栄養食と、外食で済ませています。

「豊かな生活」やセルフケアの定義を、やりたいことやポジティブなことを増やす作業だと考えるのではなく、自分の苦手なことをやらなくても良いようにすることだと思ってみると、少し違った見え方がしてくるかもしれません。

長谷川彰宏

三重県津市生まれ。天台宗系の寺院に生まれ、12歳の時に得度(出家)。現在は東京藝術大学院美術研究科に所属し、現代アーティストとして活躍する。仏教思想や仏像の造形にインスピレーションを得た作風が特徴。

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Beyond magazine 編集部

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