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アート×お酒×おしゃべり

磯野くんと行く、定時退勤後のアート体験

author: 白鳥菜都date: 2024/07/28

日中はパソコンに向かってばかり。あるいは、会議や接客でひと息つく暇もなく話してばかり。そんな忙しない日々を送っている人にこそ、行ってほしい場所がある。

それが、Artbar Tokyo(アートバー トウキョウ)。ワイン片手にキャンバスに絵を描く体験ができるアートスタジオだ。たまには仕事を早めに片付けて、夕方6時からのお絵描き体験でリフレッシュ。

手ぶらで本格的なアート体験

金曜午後6時。銀座で待ち合わせしていたのは、バンド「YONA YONA WEEKENDERS」のボーカル&ギター、磯野くん。ミュージシャンとして活躍する現在も、会社勤めも継続中だ。

磯野くん(YONA YONA WEEKENDERS)

“ツマミになるグッドミュージック” を奏でるメロコア・パンク出身の4人組バンド「YONA YONA WEEKENDERS」のボーカル&ギター。ミュージックビデオなどにおいて、自身でイラスト制作を手掛けることもある。

Instagram:@isonoyakyushiyoze
X:@boku_isono

普段、磯野くんはどんな風に退勤後の時間を過ごしているのだろう?

磯野くん「通勤していた頃は日本橋に勤め先のオフィスがあったので、仕事終わりはお酒を飲みに出かけるか、スタジオに行って練習するかがほとんどです。今は在宅勤務が多いので、家でお酒を飲んでいることが多いですね。よく考えてみると、仕事後の過ごし方は割と決まったパターンが多いのかも」

そんな磯野くんと今回、訪れたのは「Artbar Ginza」。銀座駅から徒歩1分。2024年にオープンしたばかりの新しいアートスタジオだ。

お店に着いたら、まずはウェルカムドリンクをゲット。ワインやスパークリングカクテル、お茶など豊富なドリンクから好みのものをチョイスできる。普段からお酒もよく飲むという磯野くんは、ワインカクテルをチョイス。

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このArtbar Tokyoでは、手ぶらで訪れても本格的なアート体験が可能。店内には筆や絵の具、エプロンなど、絵を描くために必要なものが一通り揃えられているのだ。仕事からそのまま行っても、問題なく楽しめる。

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たくさんの筆やはけが常備されている

有名アート作品を見本に、自由に描く

Artbar Tokyoでは、セッションごとにテーマが設けられている。WEBサイトから好きなテーマを選んで予約可能だ。

この日のテーマはゴッホの「アイリス」。ゴッホが亡くなる1年前の1889年に描かれた絵画だ。ゴッホはアイリスをテーマにした絵画を複数制作しており、その中の1枚でもある。

この「アイリス」を元にそれぞれのアートを作っていく。まずは、このセッションのインストラクター・Twako先生の作品を観るところからスタート。

Twako先生「手順を説明しながら進めていきますが、その手順に従わなくても大丈夫。最終的には見本と全然違う作品になってしまっても全然OKです! とにかくリラックスして、描くことを楽しんでください」

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インストラクターのTwako先生

Artbar Tokyoでは、各セッションごとに、アーティストや講師として活躍するインストラクターさんからレクチャーを受けながら絵を描けるのも魅力だ。ワンステップずつ説明してもらいながら体験できるので、絵をほとんど描いたことがないという人でも安心。

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参加者一同で乾杯

Twako先生から説明を聞いた後は、参加者一同で乾杯! Artbar Tokyoのセッションには、最大10〜20名の参加者が集まり、ときには会話も楽しみながらアート制作を進めていく。最近は、20代後半〜30代の参加者が多いそうだ。普段は出会わない人との出会いも楽しみたいという人にはぴったりの場でもある。

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1人ずつキャンバスや絵の具を用意してもらえる

参加者には1人1枚キャンバスが配布される。普段、イラストなどを描くことはあるという磯野くんだが、本格的に絵の具&筆を使って絵を描くのはかなり久しぶりなようだ。

磯野くん「筆なんて使うのいつぶりだろう。こんなにしっかり絵を描くことはあまりないので、ちょっと緊張します」

2時間じっくりキャンバスと向き合う

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筆を持ったら、まずは下地作りから。大きめな筆を手に、絵の具を使ってキャンバスを塗っていく。単色ではなく複数の色を使うことで深みが出るというTwako先生からのアドバイスを元に、多色使いで土を描いていく。見本をパッと見ただけではわからない、土台の色作りがされていることにハッとする。

参加者からは「筆の使い心地ってこんな感じだったっけ?」「これで本当に大丈夫なのかな……(笑)」と笑い半分・不安半分の声が上がる。

鮮やかな黄緑と茶色で土台ができたら、続いてアイリスの葉っぱを描く。同じ説明を聞きながらも、人によって色使いやタッチに差が生まれていく。自分の作品だけではなく、参加者同士で作品を覗き合うのもこのセッションの醍醐味だ。

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磯野くん「あ、その色渋いな〜。真似しよう」

他の参加者との会話も楽しみながら制作を進める磯野くん。複数の色を組み合わせながら、自分らしいアイリスを描き進めている。

茎や葉っぱを描き終えたらいよいよ、アイリスの花びらへ。花びらの描き方ひとつとっても個性が出る。小ぶりの花びらをたくさん描く人、大きな花びらを描く人、バランスをとりながら位置やサイズを慎重に調整する人など様々。

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磯野くんは、深い青色や紫、さらには白などを使い、生き生きとした花びらを描き進める。

セッションは約2時間。スマートフォンやパソコンを見ることなく、ドリンクを片手にキャンバスに向き合うことになる。談笑が生まれていたと思えば、シンと静かに全員が集中して絵を描く瞬間も。今や、普段の生活の中ではなかなか味わえない「アナログな集中」を楽しめる空間があるのだ。

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磯野くん「気が付くと集中しちゃいますね。先生が教えてくださるテクニックも真似しようと思うと、どんどんと色使いや筆の使い方の幅も広がって面白い」

悩みを忘れられるアート時間

あっという間に時間が過ぎ、ラストスパートへ。思い思いにアイリスの花を描いたら、最後の仕上げに。もう一度、土の部分を書き直したり、さらに丁寧に花びらを描いたり、参加者それぞれのこだわりが発揮される。

ふと磯野くんの様子を伺うと、こんなアレンジをしていた。

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さりげなく、キャンバスの端にてんとう虫を。作品が可愛らしくポップな雰囲気にアップデート。そしてとうとう、作品が完成!

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タイトルを付けるなら「大胆」by 磯野くん

2時間という短い時間で制作したとは思えない仕上がりの作品が誕生。

完成した作品は、その場で乾かし、持ち帰りすることが可能だ。自宅に持ち帰って飾る参加者の人も多いとのこと。

最後に、磯野くんにArtbar Tokyo初体験の感想を聞いてみると、こんな声が。

磯野くん「普段、お酒を飲みながら絵を描いたことなんてなかったのですが、楽しいですね。いつもは細かく気にしちゃうところも、良い意味で解放されて、自由に描けた。暮らしの中で悩みとかストレスを抱えてる人にはぜひおすすめしたいです。内に秘めた思いが爆発したらすごい作品が生まれそうな気がします。絵を描く機会がない人にももちろんおすすめ。個人的にもまた来てみたいなと感じました!」

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日々の喧騒を忘れ、心地よい音楽とドリンクを片手にゆったりとアートを楽しむことができるArtbar Tokyo。セッションは平日夜はもちろん、日中や週末にも開催されており、WEBサイトから簡単に予約できる。本格的に体験できるのに、レッスン代は6050円(※)なのも嬉しい。

さらに、最小10名から予約可能な貸切パーティープランや、会社の同僚同士で参加できるチームビルディングのプランもある。1人で楽しむのはもちろん、会社の同僚や仕事仲間など、複数人でアート体験をしてみるのはどうだろう? 普段、アートに触れる機会なんてない、という人こそ足を伸ばしてみてほしい。

※題材や会場によって異なる場合もあるため、詳しくはオフィシャルWEBサイトをご確認ください。

Artbar Ginza

住所:中央区銀座3-3-12 銀座ビル3階 
アクセス:東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・銀座線「銀座駅」C8出口より徒歩1分、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」4番出口より徒歩4分、東京メトロ有楽町線「有楽町駅」D8出口より徒歩5分
WEB:https://artbar.co.jp/
備考:その他、代官山・原宿・横浜元町・上野などにも店舗あり

Text&Edit:白鳥菜都
Photo:大嶋千尋

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ライター・編集者
白鳥菜都

ライター・編集者。1999年生まれ。学生時代からライターとして活動を開始。会社員をする傍ら、フリーランスでもライター・編集者として活動を継続。好きな食べ物はみかん・エビ・辛いもの。
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